タバコで夢を追う力が失われる
タバコが百害あって一利なしということはよく知られた事実です。
とりわけ人から夢を追う力を失わせる点は要注意です。
ニコチンは、ドーパミンと呼ばれる、脳内の快楽物質の分泌機能に影響を与えます。
ドーパミンは恐怖や怒りにより分泌する場合と、利点を感じて分泌する場合の2つのケースに分かれます。
ニコチンにより後者のドーパミン分泌機能が衰えます。
そうなると夢を追う力が失せてしますのです。
ついでにニコチンは脳内化学物質であるドーパミンとノルアドレナリンに影響を及ぼします。
ニコチンが切れることで、これらの物質が減少します。
するとドーパミンとノルアドレナリンを増やすために、無意識がイライラを生じさせタバコを吸いたくなるのです。
要はタバコが切れるからイライラするのではなく、タバコを吸うためにイライラするのです。
さてタバコを止めて6週間で、一時的に機能を停止していた器官が復活します。
一方、大麻は器官が縮んで復活することはありません。
大麻が害がないなどというデマ記事がインターネットに出回っていますが、とんでもない誤りです。
そういうわけで、タバコはいち早く止めることが大切です。
喫煙者は平均で生涯に800万円から1000万円をタバコで消費するといいますから、禁煙のために多少のお金を費やしたとしても十分元がとれるでしょう。
経済面のみならず、夢を追う力という意味でも人生に大きな影響を与えます。
喫煙習慣は物質使用障害(従来の依存性)と言われていますが、厳密に言うと嗜癖でありアルコール中毒とは異なります。
私は禁煙療法士の資格を得ていますが、禁煙のお手伝いをすることが少なからぬ社会貢献になることを実践と理論の両面にて実感しています。
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